なぜ"分解できる"が必要だったのか?
はじめましての方もお久しぶりの方も。
こんにちは、代表の木原と申します。
プライベートでは5歳男2歳女のママ!
"ゆきねえ"という愛称で呼ばれています。
「自由に分解できる」というコンセプトの
バッグが欲しいと思うようになったのは
2020年の夏に娘が産まれてからでした。
赤ちゃんと幼児とのお出かけは荷物が多く、動き回ることも多いので基本的にリュックがマストでしたが、よく出し入れするものは限られていました。
貴重品+最低限のお世話グッズをミニバッグに、その他の荷物を大きいバッグに入れていたんです。
しかし、この2個持ち状態……
ストレスが多い!!
・バッグがそもそも2つ必要
・見た目もなんかダサくなる
・大きいバッグを預ける時入れ替えが面倒
などなど……。
どうにか状況を変えられないか……
ずっと悩んでいたんです。
理想は必要な時に分解できること。
その目的達成に私が思いついたのは
貴重品+お世話グッズが入る小さめバッグ
たくさん荷物が入る大きめバッグ
この二つを自由に取り外せる構造にする
というものでした。
マグ・ハンカチ・タオル・除菌シート・
ウエットティッシュ類・オムツ2枚ほど・
財布・ケータイ・リップや鍵……
荷物が多いママとしては、サブバッグでも
これぐらい入ってくれないと難しい……。
小さいポーチが付属でついているバッグは
見かけたことありますが、実体験として、
「ほとんど入らない」というのが
正直なところ……。苦笑
しかし「バッグを分解できる」という構造
私自身は見たことがなく……。
悩みながらなんとか作りました。
複雑な仕様に商談が難航…。
そしていざ商談!! 資料を見た担当者はやはり頭を抱えていました(苦笑)
「言いたいことはわかったけど……」
「どう作ったらいいんだろう……」
工場の担当者も初めて見る仕様だったため
当初は製作拒否すら覚悟しました。
しかし
「難しいのはわかるんです。
でもこれは絶対便利なはずなんです!!」
という熱い気持ちを汲み取っていただき
なんとか指示書を作成してくれました。
複雑な仕様のため、通常より2倍の時間がかかり、初回サンプルが到着!
ドキドキしながら開封!
そして気になる出来ですが……
予想以上の出来に大感動!
▲1stサンプル。使い心地が快適すぎて、お出かけが一気に楽しくなったのを覚えています▲
複雑な仕様だったため、初回はイマイチな出来でも仕方がないと思っていたんです。
これからブラッシュアップしていくぞと
意気込んだものの、次なる問題が発生!
なんと……原価がかなり高かったんです。
通常のレディースバッグの約2倍!!!
仕組みとしてはバッグを2つ作ることになる上に、3個分のバッグを作るぐらいの手間とコストがかかるそう。
そのため「やめた方がいいよ」と工場からも、ストップがかかる始末……。
けれどこのマザーズバッグは絶対
ママの不満を無くす自信があったので
「予算はなんとかします!」と
製作に踏み切ることにしました。
SNSを介して着々と進む制作!
【GB】のコンセプトは、GIRLSBAG時代から変わらず、"みんなでつくる"こと。
そのため製作過程は逐一SNSで共有。
またファーストサンプル時点では、カラーは黒しか決まっていなかったため、SNS上のアンケート機能を使って、他のカラーラインナップ候補や裏地のカラーを決めました。
長年「こうだったらいいのに……」と思っていたものを全て詰め込んだマザーズバッグができたので、これを使い始めてからは、他のバッグを使うことができなくなってしまったほど!
製作過程で何回か、サンプルを工場に戻さなければならない工程があったのですが、便利すぎて「(このバッグが)手元にないならお出かけするモチベーションが湧かない」と思ってしまうほどでした(笑)。
それほど便利さには自信を持って
オススメできます!
大変なことが続く昨今ですが、ぜひ少しでも子育てに奮闘しているママさんの毎日に、ハッピーを届けられたらなと思っております。
ママ達が作るマザーズバッグ専門店【GB】
代表 木原悠紀子